棚橋選手と膝とハイフライフロー
“棚橋、ハイフライ止めるってよ”
はい、元ネタは見たことありません。でもこの、キャッチーかつ汎用的なフレーズ。
考えた人凄ぇ、とただただ感嘆(゚д゚)。
とはいえ、棚橋選手がハイフライフロー封印を検討されているそうです。
ハイフライフローという技
言ってしまえば『コーナートップからのダイビングボディプレス』。
ただ、100kgを超える棚橋選手がコーナートップからジャンプして落ちて来るわけで。
しかも空中で一回屈伸してから逆エビ反り状態で落ちてくるから衝撃が凄いのなんの。
一般人が食らえば内臓破裂事案です((((;゚Д゚)))))))。
ただこの技、反動を付けるため着地と同時にしこたま膝をマットに打ち付けます。
膝だけ見れば、自爆技:( ;´꒳`;):
見栄えも威力も充分なこの技で、新日のエースを務めてきた棚橋選手の膝はもうボロボロのようです。
去年の鈴木選手との試合後の欠場からも、関節だけでなく靭帯もやられているようですし。(>_<;)
膝が痛いと、歩くのも嫌
プロレスラーでも無い私の感想で申し訳ないのですが、膝が痛いと『歩きたくなく』なります。
これでもまだ若い(つもり)んですが、一年前に古傷が耐えられなくなり左膝の手術(靭帯の付け替えと骨切り)をやりました。
結局、走れるようになったのは最近だし、痛みは完全に無くならないし。
恐らく私以上の重症だと想像に難くない棚橋選手が、飛んだり走ったり関節技を我慢したり......( = =)
『流石はプロレスラー!!』と感動はしつつも、『もうちょっとどーにかならんの!?足壊れるよ!?』
と、いつも冷や冷やしながら見てます、正直言うと。
ほんと、膝が痛いと歩くことすら嫌になってきます。階段なんてもっての外。
気合い入れないと登れないですからね。
そう考えると如何に棚橋選手が凄いのか、プロレスラーが如何に命懸けなのか、
ここ最近になって尚のこと、私事ながら理解できるようになりました。
そんなこんなで棚橋選手の『ハイフライフロー封印』の噂は、残念なようで致し方ないのかとも。
棚橋選手”ならでは”の必殺ムーブを
で、問題はここです。ハイフライフローに取って代わる必殺技はどうなるのかと。
大一番で繰り出すスタイルズクラッシュ?一瞬のスキをついて繰り出される丸め込み系?
いやいや、エースですよ?確かに両方とも系統の違う凄い技ですし、説得力もあるでしょう。
それでも、棚橋選手には”ならでは”の技を期待したいです。
スタイルズクラッシュは名前の通り、やっぱりAJ選手の技ですし、丸め込み系は“上手いっ!”とは唸らされるものの、”強いっ!”とはイメージできず。
膝に負担が極力かからず、説得力のある技こそ、エースに似合う必殺ムーブ。
ハイフライフローの飛行姿勢もそうですし、テキサスクローバーホールドの強調される上腕と大胸筋の盛り上がりといい、
棚橋選手は技を”魅せる”のが殊更うまい選手なので、是非”見栄えの良い”技を期待したいところです。
最近は見ることが少ないドラゴンスープレックス”ホールド”なんてどうでしょう?
道場仕込みの綺麗なブリッジで繰り出される、スープレックス系最上位(私基準)に位置する大技。
今こそ復活の時ではないでしょうか。