怒りの獣神 最終章
旗揚げ記念日のIWGP Jrヘビー級のタイトルマッチは、石森選手が15分51秒でYesLockによるギブアップ勝ちを収めました。
ライガー選手の18年振りの戴冠はなりませんでした。
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キャリア30年
試合は序盤から、ライガー選手が戦前のコメントの通り『持てる引き出しを全て開ける』流れでした。
釣り天井からの変型カベルナリア、ケブラドーラ・コン・ヒーロに場外へのエプロンからのトペ・コン・ヒーロ。
場外での垂直落下式ブレーンバスターに
掌底、ライガーボム、浴びせ蹴りまで。
およそ『獣神サンダー・ライガーの技』とファンが認識している技のオンパレード。
Jr8冠を成し遂げ、『Jrヘビー級』を団体の垣根を超えて確立したあの時のライガー選手なら、5回は勝利しているであろう猛攻。
それでも、勝ったのは全てを受け切ったチャンピオン。
2020.1.4で終わる、獣神伝説
翌日、一夜明け会見でライガー選手自ら、来年のイッテンヨンでの引退を発表されました。
【ライガー選手が来年1月、東京ドームでの引退を決意!】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2019年3月7日
引退会見をYoutubeで無料生中継!https://t.co/EMA0wbI29Q
「新日本プロレスワールド」でも同時配信中!https://t.co/Ds0lbuXfkF#njpw #ライガー pic.twitter.com/WXGN4LBjni
試合後のバックステージでのコメントからも、ある程度予測されていたとはいえ、翌日直ぐの発表は驚きです。
しかもライガー選手、まさにやり切ったとばかりに淡々とにこやかに語られるので、悲しいとか寂しいとかよりも、『あぁ、そうか、とうとうかぁ。』と、凄くく納得してしまいました。
確かに寂しいし哀しくもあるんですが、ライガー選手の『やり残したことは無い』という言葉と、残されてきた実績が、説得力を持たせているんだなと。
会見での質問への回答で、再三仰られていた『まだあと10ヶ月あるから』に、ある意味安心させられた私自身がいます。
『獣神サンダー・ライガーなら、あと10ヶ月もあればプロレスの素晴らしさを今以上に魅せてくれる』と。
それでも、あと10ヶ月しかない
会見でライガー選手は、戦いたい相手は?との質問に『戦いたい相手は居ない。誰でも良い』と仰いました。
『誰も手を挙げなかったら寂しいから、募ってよ』と。
あと10ヶ月の間に、何試合出来るでしょうか。
50?100?恐らく、最近のペースを考えると50前後では。
全てタッグマッチで、仮に重複する選手が無いとすると100人です。
『あと100人しか』、ライガー選手と戦えません。
足りなさ過ぎです。新日本プロレスだけじゃなく、国内他団体や海外団体、フリーの選手に至るまで、ライガー選手と戦いたい選手はごまんと居るはずです。
どの団体に行っても、ライガー選手が『怒りの獣神』のメロディと共に登場すれば、大歓声が巻き起こります。
冗談じゃなくて、団体の垣根を越えて希望者が殺到する筈です。
何だったら引退試合の相手を務める権利を賭ければ、世界を巻き込む大トーナメントが開催出来そうです。
そんな状況になってしまった現在、新日本プロレスのJr選手はどう動くのか。
寮で寝食を共にするヤングライオンはどうアピールするのか。
待ったなしの状況となりました。